こんにちは!株式会社Liberal井上です。
弊社ではこれまでマンションのリフォーム工事にも多く携わってまいりましたが、そんな時に必ず関わってくるのが管理規約。
現在マンションに住まわれてる方や以前住まわれていた方、またオーナー様でリフォーム工事などをされた方は一度は耳にしたことがあるかと思います。
「でも、そもそも管理規約ってなんなの?」
そんな方のために今回は管理規約と実際の工事との関連性(申請手続等)について書いてみたいと思います。
管理規約ってなんだ?
まず、管理規約とは、マンションの使い方や生活全般に関するルールのことです。
管理規約では、共用部分の範囲、使用方法、理事会の権限や義務など管理組合運営に必要なことが決められています。
要するに「マンションの憲法」みたいなものですね。
管理規約の策定は区分所有法(建物の区分所有等に関する法律)によって定められた義務なので、管理規約の無い分譲マンションは存在しません。
管理規約は、すべての区分所有者に対して効力がおよび、相続や売買により新たに区分所有者になった人も当然その効力の対象となります。多くの方が暮らすマンションは一戸建てとは異なり、各居住者が何でも自由にしていいわけというわけではありません。もし何のルールもなければ、建物の使い方や生活態度をめぐって様々なトラブルが発生してしまうでしょう。
そのために、居住者の方々が快適なマンションライフを送れるように全体のルールである管理規約を設けているのです。
工事も規約ってあるの?
そして、リフォームなど、工事に関するルールも管理規約によって定められています。
基本的には通路や階段などといった共用部分のリフォームはできませんが、各住戸は区分所有者の持ち物なのでリフォーム可能です。ただし、工事に関する細かいルールはマンションによって異なるため、必ず事前にその内容を確認しなければなりません。
もしも管理規約を守らずにリフォームをしてしまうと、管理組合から工事中止や原状回復を求められたり、他の入居者の方と大きなトラブルに発展してしまったりとデメリットしか発生しません。マンションの工事をする際は、必ず管理規約に則って事前に管理組合に承認を得る必要があります。
工事に関する細かいルールって?
さきほど書いた通り、管理規約はマンションごとに内容が細かく異なっており、それは工事に関しても同様です。
例えば、窓ガラスや窓枠は一般的には共用部分として扱われますが、マンションによってはリフォームを認めている場合もあります。このような「マンション独自のルール」が工事をする上で最も注目するポイントになります。
他にも、水回りの工事をする場合も「配管の交換は禁止」「キッチンの位置を変える場合は別に申請が必要」などといった独自のルールを定めていたり、なかには管理組合指定の工事業者以外の依頼は禁止していたり、工事の方法、建材の種類、そして色まで制限していたりする場合もあるので、自分のやりたい工事ができるのか、必ず細かくチェックしておいたほうが後々のトラブル防止にもなります。
これらをチェックした上で、無事に工事着工の準備ができたら、管理組合に工事申請をして許可を取ります。
工事申請ってどうやるの?
工事を行う際には、原則的に申請に必要な書類をそろえて事前に管理組合に申請し、許可を得る必要があります。申請に必要な書類は工事申請書に記載してあることがほとんどですが、こちらもなにが必要か管理組合に直接確認を取ったほうが確実です。
申請が無事に通ったら、近隣住戸に工事を周知するために挨拶文の投函やお声掛けをします。
リフォーム工事の最中は騒音・振動・資材搬入等で周囲に迷惑をかけてしまうこともあります。トラブルを防ぐためには事前に近隣住戸の理解を得ておくことが大切です。
申請って自分でやるの大変そう…
ご安心ください!
弊社では、お客様の負担をできるだけ少なくできるよう工事請負時に工事申請書・必要書類の作成、提出、近隣住戸への挨拶などの業務もまとめて行っております。
以上の手続きをすべてクリアして、初めて工事に着工することができます。
やった!これで工事できる!
マンションによってさまざまなルールがあり、一見複雑そうに見えますが、ポイントさえ押さえておくことができれば滞りなく工事を進めることができます。
今回はマンションの管理規約と工事との関連性について書かせて頂きました。
株式会社Liberalではマンションのリフォーム工事の実績も多数あり、スタッフも申請手続等、十分に経験を積んでおりますのでぜひお任せ頂きたいと思います。
もちろんご相談だけでも構いません。お気軽にご連絡ください!